ご挨拶

薬草栽培を通じて社会や地域に幅広く貢献したい。

そんな想いから私たちは薬草栽培を2010年から全くの素人が集まり開始しました。

資金・人材・知識などほとんど無い状況でしたが、やる気と継続しなければならない使命感のみで活動を維持して今年で10年が過ぎてしまいました。

こんな私たちが2020年4月にシナノアグリ株式会社として法人組織化できたことは驚きであり、不思議なご縁と幸運に感謝しかありません。

今では笑い話なのですが、2年前の12月にはこのプロジェクトの解散も話し合う程、私たちは窮地に立たされていたのです。

当初賛同してくれていた方々も徐々に去り、20名以上いた構成メンバーは僅か3名となり、信頼していた主要メンバーも散々な捨てセリフを残して去ってゆきました。

活動資金もほぼ底を尽きそうな状況であり、辞めた会計担当者のずさんな管理が発覚、愕然としていたのです。

もし、そこで3名の内、誰かが「やめよう」と一言いえば完全に終わっていたと思います。

最終的には、あと1年精いっぱい活動してみることになったのです。

最後の1年に賭けて様々な活動をした中で、このように法人化までできたことは奇跡であり、私たちの目指すべき方向性が間違っていないとの確信を得ることができたのです。

また同時に多くの方々の期待と希望をこれからしっかり背負って確実に実現する責任もできました。

遊休荒廃農地に薬草を植えて地域振興は勿論、多くの方々の健康と幸せに寄与できる存在になるべく努力精進してまいります。

顧問  木村保夫 (前代表取締役)